
水虫の原因は、カビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」。皮膚の一番外側の層(角質層)に棲み着き、
環境に合わせて形を変えながら生き延びるという性質を持っています。それが、治りにくい理由にもなって
います。白癬菌などが原因の病気にはぜにたむし、いんきんたむし、しらくもなどがあります。
これらは、体の発症部位によって違った病名が付けられ、そのうち、足にできるものには下記の種類があります。
「趾間(しかん)型」
足の趾(ゆび)の間の皮膚がむけ、
ただれたり、ひび割れたりする。
イラスト:足のゆびの間の例
「小水疱型」
足の裏や足のふちなど、
とくに床が接するところに
赤い小さな水疱がいくつもできる。
イラスト:小水疱型の例
「角質増殖型(角化(かくか)型)」
足の裏全体。とくにかかとが硬くなり、
皮が白くめくれたり、ひび割れたりする。
イラスト:角質増殖型の例
イラスト:爪白癬の例

皮膚の表面にはいろいろな細菌がついており、体力が弱っているときにそれらの一種の菌が極端に増えて湿疹などの症状を起こすことがあります。足の指の間は長く湿らせておくと、白くふやけてきますし、年をとると足の皮が厚くなり、ひび割れを起こしたり、白くなったりし、足白癬と同じような症状が起きやすくなります。
また、水虫と間違えやすい皮膚病には、更年期障害性角化症、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、発汗異常性湿疹、金属アレルギーなどがあります。

水虫は感染する病気ですが、水虫の足同士をくっつけたからといっても感染する可能性はあまりありません。注意しなければならないのはアカといっしょにはがれ落ちた水虫菌です。この落ちた水虫菌が皮膚につき、圧迫されて一定期間とどまると、皮膚内に侵入して定住してしまいます。水虫菌は、人の皮膚を構成している成分のケラチンを栄養源にして棲みついているため、ヒト好性菌と呼ばれています。

水虫はまず、自分の症状が水虫菌によるものであるかどうかを確かめる必要があります。水虫かもしれないといって病院を訪れる患者さんの約3割に、水虫以外の皮膚病があったというデータもあるくらいです。
水虫かな?と思ったら、まず皮膚科に行き、専門医に診断してもらいましょう。検査では、患部の辺縁部(端の部分)の皮膚を少量はがし、染色液に浸して顕微鏡で水虫菌の有無を調べます。
監修:肌クリニック 大宮院・ベルビー赤坂院 総院長 渡辺千春先生
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